毎日の手洗い・消毒

手洗いと消毒のイメージ(pc)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、手洗いや消毒を徹底する習慣が子どもから大人まで幅広く広がりました。ただ、テレビやインターネットなどさまざまな媒体からいろいろな情報が溢れているため、手洗いや消毒を正しく効果的に行うにはどうしたらいいのかと判断に困る方も少なくないのではないでしょうか。

このページでは、手洗い・消毒の方法をご紹介します。『いつ』『どうやって』手洗いや消毒をすれば効果的な感染症対策になるのか、順番にまとめました。

『いつ』手洗いや消毒をしたらいいのか

感染症対策のために手洗いや消毒が重要であることは広く浸透されていますが、『いつ』したらいいのか、手洗いや消毒のタイミングには見落としがちなポイントもあるためまとめます。

必ず手洗いが必要なタイミング

  • 外出から帰宅した直後
  • お料理の前、食事の前
  • お手洗いの後

上記3つのタイミングでは必ず手洗いをしてください。特にトイレでは、用を足した後だけではなくお化粧直しなど立ち寄っただけでも手を洗うことが望ましいと言えます。手洗いや消毒をせずにウイルスや菌がついたままの手で家中を触ると、家中に感染源を撒き散らしてしまうことにもなりかねません。もちろん、お料理や食事の前の消毒も、体内にウイルスや菌を入れないための防御策として重要です。

見落としがちな手洗いが必要なタイミング

  • 外出先で、手すりなどの多くの人が触る箇所に触れた後
  • 咳やくしゃみをして手で抑えた後、鼻をかんだ後
  • 介護や介助をする前後
  • オムツを交換する前後
  • 動物を触った後 など

多くの人が触れる箇所に触れた後は手を洗うように心がけてください。また、人間の体液には食中毒の原因となる細菌やウイルスが存在する可能性があるため、咳やくしゃみの後や、介護・介助・オムツ交換の前後には手を洗うようにしてください。

※ 一般的に、手洗いと消毒を組み合わせる必要はなく、どちらかで大丈夫と言われています。

『どうやって』手洗いや消毒をすることが感染症対策に効果的なのか

手洗いは必ず流水ですすいでください。水をためて手を洗うと、一度落ちた汚れがまた皮膚についてしまう可能性があるからです。
また、水だけで洗うよりも、界面活性剤が含まれた石鹸やハンドソープを使用する方が細菌やウイルスを効果的に洗い落とすことができます。ただ、水だけの手洗いであっても付着したウイルスを100分の1まで減らせるとの報告もあるため、石鹸やハンドソープの有無に関わらず流水でよく手を洗うようにしてください(最低15秒以上洗うと効果が出ると言われています)。

ウイルスを減らす手洗いや消毒の方法

手洗い

手についたウイルスへの対策は、流水で洗い流すことが何より重要です。一般的に、流水で15秒洗うことで手についたウイルスの数を100分の1にできると言われています。さらに、石鹸やハンドソープなど界面活性剤が含まれた液体をつけて10秒もみ洗いし、その後に流水で15秒すすげば、1万分の1に減らせると言われています。

効果的な手洗いの方法
  1. 流水で15秒手洗いする
  2. 界面活性剤を含む石鹸やハンドソープをつけて10秒もみ洗いする
  3. 流水で15秒すすぐ

消毒

消毒は、手洗いを行なった場合にはしなくてもいいと言われています。手洗いがすぐにできない状況でウイルスや菌からのダメージを防ぐために消毒液が有効に使用されます。例えばアルコールは、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化します。手洗いのように汚れを落としたりはできませんが、手についているウイルスを無毒化することによって感染症対策につなげているとうことです。

※ アルコール消毒を使用する場合には、品質や有効性、人体への安全性が確認された医薬品・医薬部外品を使用してください。特に近年、さまざまなアルコール消毒商品が販売されているため、注意してください。

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